2018秋の大覚寺での”60年に一度”とは?大沢池ライトアップも!

2018年の秋は大覚寺が熱い!

 

大覚寺は嵯峨天皇の離宮・嵯峨院を

寺院に改めたお寺で、

歴代の天皇や皇族が住持され、

皇室とのゆかりが深いことで知られますが、

2018年は2つの伝統行事が重なる年なのです。

 

一つは、60年に一度のみの「戊戌開封法会」

もう一つは「いけばな嵯峨御流」の創流1200年。

 

60年に一度と創流1200年が重なることを記念し、

大覚寺隣の大沢池でも特別なライトアップ・

ウォータースクリーンプロジェクション

開催されます。

 

ここでは、「戊戌開封法会」と

「いけばな嵯峨御流1200年」を始めとした、

2018年秋の大覚寺で行われる

行事・イベントについて、ご紹介します。

1:戊戌開封法会

先述のとおり、平成30年の今年は

大覚寺で60年に一度行われる「戊戌開封法会」

の年にあたります。

 

「戊戌開封法会」と聞いても、

何なのかイメージが湧かないと思いますが、

簡単に言うと、嵯峨天皇が納めた

霊験あらたかな写経が特別に開封される

ということです。

 

約1200年前の弘仁9年の春、

当時の都では、疫病が蔓延していました。

 

嵯峨天皇は離宮・嵯峨院で

質素倹約に努めるとともに、

弘法大師・空海の勧めにより、

疫病に苦しむ人々の平安を祈って写経を行いました。

 

嵯峨天皇は般若心経に帰依し、

紺紙に金色の文字で般若心経を書写すると、

疫病はたちまち治まっていったそうです。

 

この伝説から、嵯峨天皇の般若心経は

霊験と崇められています。

 

この写経は大覚寺の秘経とされ、

封印されることとなりましたが、

当時の弘仁9年は当時の干支で

戊戌の年でした。

 

以来、大覚寺では60年に一度、

この写経を開封し天下泰平をお祈りすることが

伝統行事となっています。

 

当時の干支で戊戌の年であったこと、

封印した写経を開封することから、

「戊戌開封法会」と呼ばれるわけですね。

 

1200年前に書かれた写経が今なお、

その姿のまま大切に保存されているというのが

すごいですね。

 

嵯峨天皇ご本人が書かれた写経が

目の前にあると思うと、

身震いしてしまいそうです。

 

なお、「戊戌開封法会」の今年は、

毎年恒例の「四国八十八ヶ所お砂踏み」、

「茅の輪くぐり」は開催されません。

 

また、大変な混雑が予想されることから、

御朱印は一律貼り付けタイプとなるので、

注意が必要です。

「戊戌開封法会」基本情報

公開期間
2018年10月1日〜11月30日

公開時間
9時〜17時

参拝料
1,000円

2:いけばな嵯峨御流創流1200年

大覚寺は嵯峨天皇の「いけばな嵯峨御流」と

密接な関係があるお寺としても知られますが、

先述のとおり、この「いけばな嵯峨御流」も

今年は1200年を迎える節目となります。

 

嵯峨菊は日本を代表する古典菊の一つで、

日本三大名菊の一つとされています。

 

菊と聞くと、黄色の大きな花が思い浮かびますが、

嵯峨菊は草丈が長く、小柄な花をつけ、

可憐な姿が特徴的です。

 

色彩も彩り豊かで、まさに格式高く

絵になる光景ですよ。

 

この嵯峨菊が11月に期間限定で一般公開されます。

 

また、1200年の節目の今年は、

「いけばな嵯峨御流創流1200年記念華道祭」

が行われます。

 

1200年続く伝統的な華道の技術を

目の前でご覧になってみてはいかがでしょうか?

基本情報

<嵯峨菊展>

開催期間
2018年11月1日〜30日

開催時間
9時~17時

料金
一律1,000円

<いけばな嵯峨御流創流1200年記念華道祭>

開催期間
2018年10月12日~14日

開催時間
12日~13日:10時~16時
14日:10時~15時

会場
華席:各お堂、大覚寺信徒会館
お茶席:望雲亭、龍頭鷁首舟、大覚寺信徒会館

3:ウォータースクリーンプロジェクション

「戊戌開封法会」と「いけばな嵯峨御流1200年」

の同時開催の記念事業として、

大覚寺の隣にある大沢池の水面から吹き上がる

ウォータースクリーンがライトアップされます。

 

鮮やか、かつ、強い光により

四季折々の模様が映し出され、

幻想的な雰囲気を演出してくれますよ。

 

大沢池は810年に嵯峨天皇が造営した

日本最古の庭湖。

 

春は桜、秋は紅葉が美しい大沢池ですが、

その大沢池の魅力を存分に伝えてくれる

ライトアップと言えそうですね。

 

般若心境もライトアップされるそうで、

まさに大覚寺オリジナルのライトアップです。

 

開催期間は下記のとおり3日間しかなく、

休日も挟むことから混雑が予想されますが、

大沢池のウォータースクリーンが

ライトアップされる光景は迫力満点です。

 

ぜひ、訪れてみてはいかがでしょうか?

ウォータースクリーンプロジェクション基本情報

開催期間
2018年11月2日〜4日

開催時間
17時半〜20時

拝観料
大人:500円
小人:300円
※昼夜入替制です。

4:紅葉のライトアップも

紅葉が見頃を迎えるころには、

「真紅の水鏡」と称する夜間特別拝観・

ライトアップが行われ、大沢池周辺が

柔らかい光で幻想的に照らし出されます。

 

大沢池の周りの「紅葉ロード」と呼ばれる

紅葉のトンネルはもちろんのこと、

水面に映し出される心経宝塔の光景には、

思わず圧巻されますよ。

 

1200年の歴史を持つ、大覚寺ならではの

悠久の時間を味わえることでしょう。

 

【関連記事】

京都・大覚寺で紅葉のライトアップ開催!見頃はいつ?

「真紅の水鏡」基本情報

開催期間
2018年11月9日〜12月2日

開催時間
17時半〜20時

拝観料
大人:500円
小人:300円
※昼夜入替制です。

あとがき

2018年秋の大覚寺で行われる

伝統行事・イベントについて、

ご紹介しました。

 

60年に一度と、創流1200年の年が

平成最後の年に重なるなんて、

奇跡としか言いようがありませんね。

 

嵯峨天皇の般若心境を見ると、

平安な生活のご利益を受けられるかもしれませんね。

 

ウォータースクリーンプロジェクションと

紅葉のライトアップも見逃せません。

 

どのタイミングで訪れるべきか、

迷ってしまうほどイベント目白押しですが、

1回だけでなく、2回、3回と訪れても

良いかもしれませんね。