2018年秋の京都で特別公開が行われるお寺・神社を紹介!

京都では、毎年秋に各所の寺社仏閣で

特別公開が行われています。

公開となる名所は毎年異なり、

毎年新しい発見ができることが最大の魅力です。

 

ここでは、2018年の秋に特別公開される

寺社仏閣を紹介します。

1:大徳寺 本坊

大徳寺は1325年に宗峰妙超により

創建されたお寺です。

 

応仁の乱の戦火により一度は荒廃しますが、

一休さんのモデルとして知られる

一休宗純により復興されると、

桃山時代には、豊臣秀吉・前田利家・細川忠興ら

諸大名の寄付を受け寺運が栄えた歴史をもちます。

 

2018年の秋は、本坊内の国宝の方丈と唐門、

重要文化財の法堂が特別公開となります。

 

方丈には、江戸時代の絵師・狩野探幽筆の

障壁画84面(重要文化財)がそのまま残されており、

唐門は豪華絢爛な姿から「桃山の三唐門」の

一つに数えられました。

 

法堂には、狩野探幽の天井画

「雲龍図」が残されており、

この龍には、法の雨を降らせ、

火災から守るという意味が込められています。

 

さらに、今秋は本坊の長谷川等伯による

「羅漢図」も特別公開されます。

基本情報
拝観期間
2018年10月5日〜10月28日
※10月14日は休止。
※10月21日は11時半から。
※10月27日は13時から。拝観時間
9時半〜16時

拝観料

大人:1,000円
中高生:700円
小学生以下:無料

所在地

京都市北区大徳寺町53

アクセス

京都市バス「大徳寺前」から徒歩7分

2:大徳寺 興臨院

加賀藩の大名・前田利家ゆかりの

お寺として知られます。

 

当初は能登国の大名・畠山義総により創建されますが

1586年に前田利家により改修が行われたことから、

前田家の菩提寺として庇護されるようになりました。

 

室町時代の建築様式を残す重要文化財の本堂、

白砂に石組を配し、

理想的な蓬莱世界を表した方丈庭園、

室町時代の禅宗建築様式が特徴の唐門等が見所です。

基本情報
拝観期間
前期:2018年9月8日〜9月30日
後期:2018年10月6日〜12月16日
※9月23日、11月5日~8日は休止日。

拝観時間

10時〜16時

拝観料

大人:600円
中高生:400円
小学生:300円

所在地

京都市北区大徳寺町80

アクセス

京都市バス「大徳寺前」から徒歩5分

3:聖護院

明治時代まで代々皇族が門主を務め、

時の天皇の仮御所ともなった格式高いお寺で、

境内は狩野派による豪華絢爛な障壁画で彩られます。

 

今回の特別公開で一番の見所とも言える宸殿は

門跡寺院特有の建造物で、

狩野派による見事な

金碧障壁画130面が納められており、

息を呑むような迫力と美しさです。

 

また、平安後期作で聖護院を

幾度の火災から守ってきたと伝えられる不動明王像、

後水尾天皇が女院のために建てた

重要文化財の書院なども特別公開される他、

今秋は江戸時代に皇族が使用したと伝わる輿も

特別に公開されます。

基本情報
拝観期間
2018年9月15日〜11月25日
※10月11日〜15日、10月29日は休止日。

拝観時間

10時〜16時

拝観料

大人:800円
中高生・大学生:600円
小学生以下:無料

所在地

京都市左京区聖護院中町15

アクセス

・京都市バス「熊野神社前」から徒歩3分
・京阪電車「神宮丸太町駅」から徒歩7分

4:東寺

794年に平安京の造営に際し、

国家鎮護のため京の東に創建され、

1994年に世界遺産に登録されています。

 

境内には、高さ55mと国内最高の高さを誇る

国宝・五重塔がそびえ建ちます。

 

五重塔は、京都の街の象徴とも言える建造物です。

 

宝物館には、国宝を含む

約2万5千点もの寺宝を所蔵しており、

毎年春と秋に特別展が開催され、

毎回テーマに沿って寺宝の中から公開されます。

 

また、五重塔の初層・金堂・講堂・観智院の

特別拝観も同時に行われ、

普段は見られない伽藍・塔頭の

内部を見ることができますよ。

基本情報
拝観期間
講堂:2018年10月27日~12月9日
宝物館:2018年9月20日~11月25日
観智院:通年公開
五重塔:2018年10月27日~12月9日

拝観時間

講堂:8時~17時
宝物館:9時~17時
観智院:9時~17時
五重塔

拝観料

9月20日~10月26日
<金堂・講堂>
大人:500円
高校生:400円
中学生以下:300円
<宝物館・観智院>
大人:500円
中学生以下:300円
<共通券>
大人:1,000円
中学生以下:500円
10月27日~11月25日
<五重塔初層・金堂・講堂>
大人:800円
高校生:700円
中学生以下:500円
<宝物館・観智院>
大人:500円
中学生以下:300円
<共通券>
大人:1,300円
中学生以下:800円
11月26日~12月9日
<五重塔初層・金堂・講堂>
大人:800円
高校生:700円
中学生以下:500円
<観智院>
大人:500円
中学生以下:300円
<共通券>
大人:1,000円
中学生以下:600円所在地
京都市南区九条町1

アクセス

・JR「京都駅」から徒歩15分
・近鉄電車「近鉄東寺駅」から徒歩10分
・京都市バス「東寺東門前」、「東寺南門前」、「九条大宮」、「東寺西門前」からすぐ

5:相国寺

室町幕府三代将軍・足利義満により創建された禅寺で

金閣寺・銀閣寺は相国寺の塔頭にあたります。

 

かつて、高さ109mにも及んだ

七重塔が建てられていたものの、

落雷により焼失したと伝えられています。

 

今回、特別公開される法堂は豊臣秀頼によって再建され、

天井には狩野光信による龍の絵が描かれており、

特定の場所で手を叩くと反響することから

「泣き龍」と呼ばれています。

 

その他、相国寺を開山した夢窓疎石の像を祀り、

前面に枯山水庭園が広がる開山堂と、

京都府指定有形文化財に指定された方丈が

特別に公開されます。

基本情報
拝観期間
2018年9月25日~12月15日拝観時間
10時~16時

拝観料

一般:800円
65歳以・中高生:700円
小学生:400円

所在地

京都市上京区今出川通烏丸東入

アクセス

地下鉄烏丸線「今出川駅」から徒歩5分

6:平岡八幡宮

弘法大師が神護寺の守護神として創建した、

山城国最古の八幡宮です。

 

平岡八幡宮の本堂の天井には、

足利義満が暮らした花の御所にちなみ、

44面に44種の季節折々の草花の絵が

極彩色に描かれており、

「花の天井」と呼ばれています。

 

例年、春と秋には、この「花の天井」が

期間限定で特別公開されています。

 

希望者には、お茶の接待を受けながら、

宮司の解説を聴くことができますので、

のんびりと天井画を眺めてみてはいかがでしょうか。

基本情報
拝観期間
2018年9月7日~12月2日

拝観時間

10時~16時

拝観料

中学生以上:800円

所在地

京都市右京区梅ケ畑宮ノ口町23

アクセス

・京都市バス「平岡八幡前」から徒歩3分
・JRバス「平岡八幡前」から徒歩3分

7:大覚寺

平安時代初期、嵯峨天皇の離宮として

建立された皇室ゆかりのお寺です。

 

例年、秋には特別名宝展が開催されますが、

2018年の今年は60年に一度の特別行事

「戊戌開封法会」が行われます。

 

大覚寺には、今から約1200年前に

流行した疫病を鎮めるため、

嵯峨天皇が書写した般若心境が

封印されていますが、

この般若心境は60年に一度だけ、

特別に公開されるのです。

 

今年を逃すと、次に見られるのは

また60年後になります。

 

ぜひ、この機会に訪れてみてはいかがでしょうか。

 

【関連記事】
2018秋の大覚寺での”60年に一度”とは?大沢池ライトアップも!

基本情報
拝観期間
2018年10月1日~11月30日拝観時間
9時~17時

拝観料

1,000円所在地
京都市右京区嵯峨大沢町4

アクセス

・JR山陰本線「嵯峨嵐山駅」から徒歩16分
・京都市バス「大覚寺」からすぐ

8:仁和寺

真言宗御室派総本山の仏教寺院で、

1994年に世界遺産に登録されています。

 

境内にある霊宝館には、

888年創建当時の本尊阿弥陀三尊像等、

国宝や重要文化財が多数所蔵されています。

 

普段は非公開の霊宝館ですが、

毎年春と秋の特別公開期間中のみ、

霊宝館の文化財を見ることができますよ。

基本情報

拝観期間
2018年10月1日~11月25日

拝観時間
9時~17時

拝観料

大人:500円
中高生:300円
小学生以下:無料

所在地
京都市右京区御室大内33

アクセス

・京福電車「御室仁和寺駅」から徒歩3分
・京都市バス「御室仁和寺」からすぐ

9:清凉寺

通称「嵯峨釈迦堂」として知られ、

中世以降は「融通念仏の道場」として

知られています。

 

境内の霊宝館に安置されている

国宝・本尊釈迦如来像胎内納品は、

体内に内臓模型の納入物があり、

現存する最古の内臓模型であることから、

医学史の資料としても注目されています。

 

この本尊釈迦如来像の他、

同じく国宝の阿弥陀三尊像なども

特別に公開されます。

基本情報

拝観期間
2018年10月1日~11月30日

拝観時間
9時~17時

拝観料

400円
※本堂も拝観の場合は700円。

所在地
京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木46

アクセス

・京都市バス「嵯峨釈迦堂前」からすぐ

10:瑠璃光院

壬申の乱で背中に傷を負った天武天皇が

境内のかま風呂で傷を癒されて以来、

平安貴族や武士たちに「やすらぎの郷」

として愛されてきたお寺です。

 

瑠璃光院では、文化財の保護のため、

2013年5月をもって一般公開を終了しましたが、

春と秋の期間限定で特別公開が行われています。

 

瑠璃光院の紅葉は「幻の紅葉」と呼ばれるほど、

幻想的な美しさが魅力です。

 

その美しさから年々人が増え、

混雑は避けられませんが、

それでも一度は観ておきたい名所ですよ。

 

【関連記事】
瑠璃光院の紅葉の見頃は?「幻の紅葉」は混雑必至?

基本情報

拝観期間
2018年10月1日~12月10日

拝観時間
10時~16時半

拝観料

一般:2,000円

所在地
京都市左京区上高野東山55

アクセス

・叡山電車「八瀬駅」から徒歩5分
・京都バス「八瀬駅前」から徒歩9分

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11:銀閣寺

数ある京都の寺社仏閣の中でも、

一位二位を争う程、知名度が高いのが

銀閣寺でしょう。

 

銀閣寺は足利義政により創建されたお寺で、

1994年に世界遺産に登録されています。

 

毎年、春と秋には期間限定で

境内の国宝・東求堂が特別に公開されます。

 

東求堂は日本最古の書院造・同仁斎があり、

わずか4畳半の広さながら茶・花・香などの

東山文化の原点となりました。

 

“わびさび”の東山文化を代表する銀閣寺、

さらに東山文化の原点となった東求堂の

内部を見ることで、”わびさび”の世界観を

肌で感じられることでしょう。

 

基本情報

拝観期間
2018年10月1日~12月2日

拝観時間
10時~15時半

拝観料

特別拝観料:1,000円
※別途、通常拝観料が必要です。

所在地
京都市左京区銀閣寺町2

アクセス

京都市バス「銀閣寺道」からすぐ

12:弘源寺

室町時代の1429年、細川持之が玉岫禅師を

開山に迎えて創建したお寺です。

 

枯山水庭園の「虎嘯の庭」、

竹内栖とその一門など文化勲章受章画家の

日本画等が公開されます。

 

また、重要文化財の毘沙門天立像や

幕末に長州藩がつけたという刀傷跡も見所です。

 

あまり知られていないお寺ですが、

嵐山を借景した景色は壮大で非常に美しいですよ。

 

基本情報

拝観期間
2018年10月6日~12月9日

拝観時間
9時~17時

拝観料

大人:500円
小人:300円

所在地
京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町65

アクセス

・JR嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」から徒歩10分
・京福電車「嵐山駅」から徒歩3分
・阪急電車「嵐山駅」から徒歩10分

 

あとがき

京都で2017年秋に特別公開となる寺社仏閣を7箇所紹介しました。

建造物の内部が特別に拝観できるところもあれば、普段非公開の寺宝を鑑賞できるところなど、様々な形で特別公開を楽しむことができますよ。

紅葉ももちろん見逃せませんが、こうした普段は見られない文化財を眺めるのも、京都観光らしくて良いのではないでしょうか。