2016天授庵の紅葉は夜間拝観・ライトアップが魅力!混雑情報も!

知る人ぞ知る紅葉の名所・天授庵

天授庵は南禅寺の塔頭で、南禅寺の奥にひっそりと佇んでいます。
※塔頭(たっちゅう)とは、祖師が高僧の死後、その弟子が師の徳を慕い、大寺に寄り添って建てた塔や庵のことです。

南禅寺自体は1291年、亀山法皇が大明国師を迎えて建立されました。

大明国師が亡くなって50年後、虎関師錬が大明国師を祀る塔がないことを惜しみ、朝廷に開山塔を建立したことが天授庵の始まりと言われています。

現存の天授庵は細川幽斎により再建された柿皮葺屋根の建物で、内部には長谷川等伯による障壁画(重要文化財)を見ることもできます。

天授庵は決して派手ではなく、静かな趣のある建物となっており、紅葉も清水寺・嵐山のような名所と比べると規模は小さいですが、その分、他の名所にない魅力もあります。

特に、夜間拝観で見られるライトアップされた紅葉は京都らしい趣のある絶景です。

ここでは、天授庵の紅葉と夜間拝観の情報について、紹介します。

1. 見所『2つの庭園』

天授庵

天授庵を奥へ進むと、枯山水の方丈東庭と池泉回遊式庭園の書院南庭が見えてきます。

方丈東庭は、白砂のなか、苔に縁取られた菱形の石畳が並ぶモダンなデザインが印象的で、赤く染まった紅葉と白砂と苔の緑とのコントラストが息を呑むほどの美しさです。

一方、書院南庭は方丈東庭とは趣が異なり、竹林の隙間から見え隠れする紅葉、大小2つの池の周りに生い茂る杉やカエデ、水面に映る紅葉など、水と紅葉とのコントラストが大変美しいです。

1.2 夜間拝観

ライトアップ

夜の境内がライトアップされ、一番の見所である方丈東庭と書院南庭は幽玄な美しさに包まれます。

天授庵の夜間拝観は、昼間は入れない書院や本堂の中から紅葉を鑑賞できるのがポイントで、美しい紅葉を贅沢にも縁側から楽しむことができるのです。

まさに、紅葉・枯山水庭園・池泉回遊式庭園・建物の縁側・ライトアップがすべて一つになり、日本らしい情緒溢れる美しさを堪能できます。

基本情報

開催期間
11月15日~30日

開催時間
17時半~20時45分

料金
大人:500円
高校生:400円
小中学生:300円

所在地
京都市左京区南禅寺福地町86-8

地図

アクセス
京都駅より地下鉄烏丸線「国際会館行き」乗車
⇒「烏丸御池駅」下車
⇒地下鉄東西線「六地蔵行き」乗車
⇒「蹴上駅」下車
⇒北東方面へ徒歩約5分

2. 混雑

天授庵の夜間拝観は人数制限をかけるので、入場できさえすれば、ごった返すことなくゆっくりと鑑賞でき、書院や本堂の縁側で座りながらライトアップされた庭園を楽しめるという、贅沢なひとときを過ごすことが可能です。

ただし、入場は50名程ずつになるので、人出の多い休日に訪れると、数時間も待たされる可能性もあります。

遅い時間か平日に訪れると、人出が落ち着き、スムーズに入場できるでしょう。

3. 紅葉の見頃

紅葉

例年は11月中旬〜下旬に見頃を迎える京都の紅葉ですが、今年の見頃は遅めの11月下旬になると予想しています。

その理由は例年以上に暑い気候にあり、葉が黄色や赤色に色づくには、日最低気温8℃以下の気候が必須で、さらに5℃以下になると一気に色づきが進むと言われていますが、気象庁が発表した今年の9月~11月の天候の見通しによると、今年の9、10月は平年より気温が高いと予測されています。

よって、日最低気温が8℃以下とならず、葉の色づきが進まないのです。

ちなみに、エルニーニョ現象の影響で暖冬だった2015年は、2014年と比べて12月の最低気温が約5℃も高く、東福寺の紅葉は11月下旬に見頃を迎え、12月上旬まで散らずに残っていました。

一方、今年はラニーニャ現象の影響で冬の気温が下がりやすく、12月には散ってしまう可能性があり、2015年のように見頃が長続きしない可能性が高いです。

できることなら、11月下旬に訪れるのがベストでしょう。

あとがき

京都の隠れた紅葉名所・天授庵を紹介しました。

規模は小さいですが、京都らしい情緒に溢れた紅葉を楽しむことができますよ。

趣の異なる2つの庭園があるのは、天授庵だけと言っても過言ではないでしょう。

人混みが苦手な方にもオススメのスポットです。

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