三室戸寺でハートのあじさいを見つける!2017年の見頃・混雑は?

宇治市に位置する三室戸寺

黒を基調とした重厚な本堂が印象的ですが、一方で、春にはツツジとシャクナゲ、初夏にはあじさい、夏にはハス、秋には紅葉と四季折々の花に彩られることから「花の寺」とも呼ばれています。

中でもあじさいは非常に美しいことで有名で、2009年に朝日新聞が行なった「日本一のあじさい名所はどこ?」という調査で見事第3位に選ばれています。

また、源氏物語宇治十帖の「浮舟」の古跡があり、源氏物語とも縁の深いお寺です。

ここでは、三室戸寺のあじさいについて紹介します。

1:三室戸寺の歴史

三室戸寺の歴史を簡単に年表で紹介します。

770年  光仁天皇の勅願により行表が建立開始。
※幼き光仁天皇が宇治川支流の志津川上流で一尺二寸の金色に輝く千手観音像を発見し、この観音像を祀るために三室戸寺が建立されたという伝承があります。

1099年  三井寺の僧・隆明により中興され、隆盛を迎える。
1462年 失火により焼失する。
1482年  三井寺阿弥陀院の壱阿によって再建される。
1573年  織田信長により焼き討ちされる。
1639年  道晃法親王によって二度目の再建がなされる。
1764〜1771年  荒廃する。
1814年  本堂が再建される。

三室戸寺は創建以来、歴代天皇の崇敬を受け、幾度と焼失しても、その都度、再建されてきた歴史があります。

創建当初は御室戸寺と呼ばれていましたが、光仁天皇、花山天皇、白河天皇の三帝の離宮になったことから、”御”の字を”三”と変え、三室戸寺と称するようになりました。

現在も、観音様が悩みを救ってくださると、多くの人々の信仰を集めています。

2:あじさい

受付を通って参道の右手には、約5,000坪もの広大な庭園が広がり、初夏になると約1万株のあじさいが咲き誇ります

種類を豊富で、西洋あじさい・額あじさい・柏葉あじさい・まぼろしの紫陽花・七段花など、約50種ものあじさいが見られます。

あじさいは土壌によって色が変化し、土壌が酸性だと青系に、アルカリ性だと赤系になりますが、日本は火山地帯なので、弱酸性の土壌が多く、青系が主流です。

その点、三室戸寺はあじさいの種類が豊富なので、青・赤・紫・白など、色とりどりで非常に華やかですよ。

さらに、運が良いとハート形のあじさいに出会えることも。

通常、丸形になるあじさいですが、雨や花の重みでハート形に形を変えることがあるそうです。

ハート形のあじさいは、庭園保護のため場所は秘密にされており、1万株の中から運良く出会えると恋愛が成就すると言われています。

広い庭園ですが、ぜひ探してみてください!

2.1:あじさい園のライトアップ

6月10日〜25日の間の土日のみ、あじさいのライトアップが行われます。

あじさいと言えば早朝のイメージですが、夜にライトアップされるあじさいは幻想的な雰囲気を漂わせます。

大混雑は避けられませんが、それでも満足させてくれることは間違いありませんよ。

基本情報
開催日
6月10日、11日、17日、18日、24日
開催時間
19時〜21時
※昼夜入れ替え制です。

3:2017年の開花状況

三室戸寺のあじさいは例年6月中旬〜7月上旬が見頃です。

三室戸寺のホームページに記載されている2016年の開花時期を見ると、6月11日に見頃を迎え、7月4日には色あせています。

あじさいは、前年の秋の気候・冬の低温・雨量など、諸々の条件により開花時期や花の付け方が変わる植物なので、2017年の開花時期も多少のズレがあるかもしれません。

しかし、ライトアップ期間中に綺麗に見られることは間違いないと言えるでしょう。

4:混雑状況

冒頭でも紹介したとおり、三室戸寺は全国でも有数のあじさい名所なので、見頃時期には非常に多くの人が訪れます

特に、ライトアップは土日のみの開催なので、混雑は必至です。

しかし、あじさい庭園は5,000坪とかなりの広さなので、比較的のんびりと鑑賞できます。

一番混むのは受付なので、ライトアップに行かれる方は、開演時間の19時より前に到着しておくことをオススメします。

5:境内の見所

★うさぎの像

本堂の前にある可愛らしい石像です。

仁徳天皇の弟・莵道稚郎子がうさぎに案内されたという伝承にあやかり、造られたと言われています。

この石像の中には卵型の石が入っており、この意思を上手く立たせることができると、願い事が叶うと言われているので、ぜひチャレンジしてみてください。

★宝勝牛

ウサギの石像の真向かいにある牛の石像です。

宝勝牛の口にくわえた石の玉を撫でると、勝ち運・ガン封じ・病気平癒・金運・健康など、様々なご利益を授かれると言われています。

★宇賀神の像

体が蛇、頭が老人という石像です。

奇妙な風貌ですが、蛇の尾には金運、老人のヒゲには健康長寿のご利益があると言われ、宇賀神の像を撫でると良運を授かれるとされています。

★二臂観音像

本尊である千手観音像は寺の秘仏で、写真すら公開されていません。

その代わりに、厨子の前に二臂観音像が安置されています。

この二臂観音像は、かつては桓武天皇が造立した二丈(約6m)もの観音像の胎内に収められていましたが、1462年の火事で焼け、胎内の二臂観音像だけが残ったと言われています。

5.1:境内でスイーツを食す

お寺には珍しく、あじさいの庭園近くに花の茶屋という名称の飲食店があります。

抹茶パフェ・ぜんざい・かき氷といったデザートから、そば・うどんなど食事を取ることも可能です。

宇治らしく、抹茶を使用したスイーツをあじさいを眺めながら食してみてはいかがでしょうか?

開店日
4月中旬〜7月中旬
※つつじ、シャクナゲ、あじさい庭園のオープン期間中のみ。
開店時間
8時半〜16時半
ライトアップ期間中のみ、19時〜21時もオープン。

6:近隣の観光地

★平等院

10円玉の表面に描かれた平等院鳳凰堂で知られる、藤原頼朝が極楽浄土を再現しようと建立した神社です。

鳳凰堂は池の中島に建てられており、この池では6月下旬になると蓮の花が見頃を迎えます。

蓮の花が咲き誇る池と鳳凰堂の様子は、まさに極楽浄土そのものです。

★宇治上神社

最古の神社建築の社と平安時代の住宅様式が取り入れられた拝殿が残る貴重な神社です。

1994年に「古都京都の文化財」の一つとして世界遺産に登録されています。

狭い境内ながら自然が非常に豊かで、初夏になると木々が生い茂り、訪れるだけでパワーがもらえますよ。

★宇治川の鵜飼

鵜飼は鵜が飲み込んだ鮎を鵜匠が吐き出させて漁獲する、平安時代から続く伝統漁法です。

鵜匠は篝火を焚いた船に乗り、この火に驚き動きが活発になった鮎を鵜が捕らえるという仕組みです。

宇治川では二人の女性鵜匠が活躍しており、女性鵜匠は全国でも珍しく、お二人の技を見ようと多くの観光客が集まります。

宇治川の鵜飼は6月中旬から9月末まで行っていますので、三室戸寺のあじさいを見た後に訪れてみてはいかがでしょうか?

7:基本情報

では、最後に基本情報をまとめて記載します。

アクセスについてですが、あじさいが見頃を迎えると非常に混み合いますので、特に休日・ライトアップには、公共交通機関でのアクセスをオススメします。

基本情報
拝観時間
8時半〜16時半
拝観料
大人:500円
小人:300円
所在地
京都府宇治市莵道滋賀谷21

アクセス
・京阪電車「三室戸駅」下車  徒歩15分
・JR「宇治駅」からバス
※あじさい見頃時期はJR「宇治駅」・京阪宇治駅から臨時バスが運行されます。
駐車場
あり
料金
普通車:500円
収容台数:300台

あとがき

三室戸寺のあじさいについて紹介しました。

全国あじさいの名所は多いといえど、5,000坪・1万株ものあじさいが咲き誇る名所はなかなかありません。

うさぎの像・宇賀神の像といったユニークな石像がある他、境内でスイーツも味わえるなど、参拝者を楽しませてくれるスポットが多いのも特徴です。

梅雨は嫌な季節だと思われがちですが、雨はあじさいが綺麗に見られる条件でもあります。

ここばかりは、雨が降ることを祈りましょう。

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