京都・仁和寺の桜は遅咲き!2017年の開花状況・混雑は?

数ある京都の桜名所の中でも仁和寺の御室桜は非常に有名です。

御室桜は遅咲きで知られ、4月中旬から下旬まで見頃が続くことから、京都で最後の桜を楽しもうと、多くの観光客が訪れます。

ライトアップや桜まつりは行われませんが、皇室ゆかりの門跡寺院らしく、上品に桜を鑑賞できますよ。

ここでは、仁和寺の歴史・桜について、混雑情報や近隣の名所など、紹介します。

1:仁和寺の歴史

仁和寺は皇族とゆかりの深い門跡寺院で、平安時代に創建されて以降、江戸時代の終わりまで、代々皇族が住職を務めています。

簡単に仁和寺の歴史を年表で記載します。

886年  光孝天皇の勅願で建立開始。
888年  光孝天皇の遺志を継いだ宇多天皇によって完成。
1468年  応仁の乱で焼失。
1634年  江戸幕府に再興を申し入れ、受諾される。
1646年  再興完了。
1867年  代々続いた皇族による門跡の歴史を終える。
1994年  古都京都の文化財の一つとして、世界遺産に登録。

由緒正しいお寺ですが、特に平安時代から鎌倉時代にかけて、最高の格式を誇ったと伝えられています。

宮殿建築の雰囲気を残す金堂の他、歴代天皇の遺筆も残されており、現在もその格式の高さを感じられるお寺です。

2:御室桜

仁和寺の境内には約200本の桜が植えられており、金堂前の染井吉野など、多種多様な桜が見られますが、中でも有名なのが御室桜です。

現在「日本さくら名所100選」に選ばれています。

御室桜は中門を通過してすぐ左手一帯に広がっており、その美しさは江戸時代から名高く、儒学者・貝原益軒から「洛中洛外にて第一とす」と絶賛されています。

御室桜は高さ2〜3m程しかなく、樹高が低いことから、お多福の鼻が低いことと掛けて、お多福桜とも呼ばれています。

昔の人々にとってお多福はかわいらしさの象徴ですから、御室桜が古くから人々に愛されてきたことが伺えますね。

御室桜の樹高が低い理由については、古くから研究が行われており、近年の土質調査によって、地盤が粘土層で養分が少なく、広く根が張れないことが原因であることが判明しましたが、依然調査は続いています。

樹高が低いゆえ、御室桜の間から境内の五重塔を見通すことができ、御室桜と五重塔を一枚に収めた写真は仁和寺の代名詞ともなっています。

訪れた際には、ぜひこの写真を撮ってみてください。

3:2017年の開花状況

仁和寺の桜は品種によって開花時期が異なり、染井吉野は4月上旬に咲くのに対し、御室桜は遅咲きで例年4月中旬に見頃を迎えます。

仁和寺のホームページで過年の開花時期が記載されていますで、ここで紹介してみます。

過年の開花時期を参考にすると、
染井吉野の満開は4月1日~2日
御室桜の満開は4月8日~13日です。

しかしながら、桜はその年の冬の低温期間と春の気温上昇によって開花時期が異なるメカニズムがあります。

では、2017年の気温の傾向はどうなのでしょうか?

気象庁によると、2017年はラニーニャ現象が続いたいるものの、冬から春にかけて平年並みの気温に戻ると予測されています。

よって、桜の開花時期も例年どおりになると思われます。

染井吉野も綺麗ですが、仁和寺で見るべきはやはり御室桜。

4月中旬の見頃時期に合わせて訪れてみてはいかがでしょうか?

4:混雑状況

御室桜が開花を迎えると、以下の理由から、境内の御室桜周辺は多くの観光客で非常に混雑します。

・数ある京都の桜名所の中でも随一の有名スポットであること。

・御室桜の開花時期は京都で最も遅いと言われており、最後の桜を見ようと多くの観光客が訪れる。

混雑を避けて御室桜を鑑賞するためには、平日、または、休日でも早朝に訪れる他ないでしょう。

ただし、御室桜周辺は混み合いますが、仁和寺の境内は非常に広いため、御室桜苑から離れると、比較的のびのびとできます。

人の少ないうちに、御室桜と五重塔の写真を撮影しておきたいですね。

5:霊宝館の特別公開

境内の霊宝館には、書跡・彫刻・絵画・工芸・考古など、国宝・重要文化財に指定された文化財役600点が保管されています。

普段は非公開の霊宝館ですが、毎年春と秋には特別公開が行われます。

平安時代、鎌倉時代から江戸時代まで、幅広い年代の貴重な文化財が収蔵されていますので、せっかく仁和寺まで訪れるなら、一緒に拝観してみてはいかがでしょうか?

基本情報
公開期間
4月1日〜5月28日
公開時間
9時〜16時半
料金
大人:500円
中高生:300円
小学生以下:無料

6:近隣の名所

仁和寺正面の道はきぬかけの路と呼ばれ、金閣寺・龍安寺・仁和寺の3つの世界遺産に繋がります。

仁和寺から龍安寺までは徒歩約16分、龍安時から金閣寺までは徒歩約11分と、約30分で3つの世界遺産を巡ることができますよ。

きぬかけの路は衣笠山山麓の自然豊かな道で、周囲には土産店が多数並び、見て楽しむことができるので、30分の道のりも短く感じることでしょう。

★龍安寺の桜

龍安寺の石庭は、英語で「ロックガーデン」とも呼ばれ、世界的に有名な庭園です。

石庭は白砂に15個の石が配置されただけの庭園ですが、この石庭は誰が、いつ、何の目的で造ったのかわかっておらず、謎めいたシンプルな美しさで人々を魅了します。

春には、石庭の土塀にかかる紅枝垂れ桜が咲き誇り、石庭の白色と紅枝垂れ桜の濃いピンク色とのコントラストが非常に美しく、その光景は京都でも有名です。

ぜひ、ご自身の目で本物を見ていただきたいですね。

★金閣寺の桜

言わずと知れた、金色に輝く舎利殿が美しい金閣寺ですが、境内の桜の本数は少なく、あえて花見に訪れる人はほとんどいません。

しかしながら、舎利殿のすぐ隣で咲く山桜は存在感があり、舎利殿との組み合わせは見事です。

桜は少なくとも、京都を代表する観光名所であることには変わりありませんね。

7:アクセス

仁和寺は駐車場が併設されていますが、桜シーズン中の仁和寺は非常に混み合い、近隣の民営駐車場もすぐ満車になるので、車でのアクセスはオススメできません。

できる限り、公共交通機関を利用するのが良いでしょう。

公共交通機関でも、バスを利用する方法と嵐電(京福電車)を利用する方法がありますが、バスは最悪の場合、いっぱいで乗れない可能性もあるので、嵐電を利用する方が無難です。

〈バスの場合〉
・京都駅からJRバス高雄・京北線乗車
⇒「御室仁和寺」下車すぐ

・京都駅から京都市バス26系統「御室仁和寺・山越行」乗車
⇒「御室仁和寺」下車すぐ

・四条河原町から京都市バス10系統「御室仁和寺・山越行」乗車
⇒「御室仁和寺」下車すぐ

〈嵐電の場合〉
・京都駅から地下鉄烏丸線「国際会館行」乗車
⇒「烏丸御池駅」下車
⇒ 地下鉄東西線「太秦天神川行」乗車
⇒「太秦天神川駅」下車
⇒ 嵐電嵐山本線「嵐山行」乗車
⇒「帷子ノ辻駅」下車
⇒ 嵐電北野線「北野白梅町行」乗車
⇒「御室仁和寺駅」下車 徒歩3分

8:基本情報

では、最後に仁和寺の基本情報を記載します。

普段は無料で境内に入れますが、御室桜開花時期のみ、保存料として特別入山料が必要となります。

基本情報
拝観時間
9時〜17時
拝観料
<御殿>
大人:500円
中学生以下:300円
<伽藍特別入山料(御室桜開花時期)>
大人:500円
中高生以下:200円
所在地
京都市右京区御室大内33

あとがき

仁和寺の桜について紹介しました。

格式の高い歴史ある寺院で、正面門の迫力には圧倒されることでしょう。

仁和寺に来られた際には、御室桜と五重塔を一枚に収めて写真を撮影してみてくださいね。

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