2017京都・京北の常照皇寺・九重桜と黒田百年桜の開花情報!

京都市の最北に位置する京北地域には、あまり知られていない桜の名所がいくつかあります。

中でも有名なのが、常照皇寺の九重桜黒田百年桜です。

京北地域は平成17年に京都市に合併され、その名のとおり、京都市の最北部に位置します。

京北地域を囲む森林の他、域内を横断する桂川など、非常に自然豊かなところです。

ここでは、自然豊かな京北でも特に有名な常照皇寺の桜・黒田百年桜を中心に、京北地域の桜情報を紹介します。

1:常照皇寺の桜

常照皇寺は1362年に光厳法皇によって開かれたお寺で、1579年に明智光秀の手により全焼しますが、江戸時代に入り、御水尾天皇や徳川秀忠の援助により再興したという歴史を持ちます。

常照皇寺の桜の最大の見所は、国指定天然記念物の九重桜です。

京都には国指定天然記念物はわずか19件しかなく、桜に関してはこの九重桜のみです。

九重桜の正確な樹齢は不明ですが、約650年と推定され、現在は老朽化が進み杭に支えられてやっと立っている状態ですが、間近で見ると、その生命力に驚かされます。

この九重桜がいかに重要な一本か、肌で感じられるはずです。

その他、左近の桜御車返しの桜も非常に重要な名木です。

左近の桜は、岩倉具視が京都御所・紫宸殿の左近の桜から株分けし、移植したものと言われ、樹齢は約150年と推定されています。

御車返しの桜は、御水尾天皇がその美しさに惹かれ、何度も車を引き返してことから、このように名付けられたと言われています。

桜の本数は少ないものの、一本一本が樹齢の長い名木ばかりなので、華やかな美しさよりも、老木の持つ歴史を感じたい方にオススメですね。

基本情報
拝観時間
9時~16時
拝観料
志納(300円~500円程度)
所在地
京都市右京区京北井戸町丸山14-6
駐車場
有り
料金:無料
駐車台数:普通車50台

2:黒田百年桜

常照皇寺からさらに滋賀方面に進んだところで咲く、樹齢300年を誇り、八重の中に一重が混じる突然変異のヤマザクラです。

百年桜の開花に合わせて黒田百年桜さくらまつりが開催され、よもぎ餅・鯖寿司の販売や音楽ステージ等により、普段は閑静な田舎町が多くの人で賑わいます。

夜間ライトアップも行われ、大迫力の名木を静かに鑑賞することもできますよ。

例年の開催日から推定すると、2017年の黒田百年桜さくらまつりは4月15日(土)、16日(日)に開催されると思われます。

黒田百年桜さくらまつり
開催期間
4月15日(土)、16日(日)
※例年の開催日から推定したものです。発表され次第、更新します。
開催時間
9時~17時
会場
おーらい黒田屋前広場、百年桜周辺
所在地
京都市右京区京北宮町
駐車場
有り(旧黒田小学校グラウンド)
料金:無料

3:桜の開花情報

桜は冬に一定期間の低温にさらされることで開花準備に入り、春の気温上昇によって花芽が生成し、一気に開花を迎えます。

京北地域は北部に位置するため、春になってもなかなか気温が上昇せず、桜の開花時期は例年、京都市街の桜に比べて遅い4月中旬頃です。

2016年の開花状況を見ると、常照皇寺は九重桜が4月6日に満開を迎え、御車返し桜が4月15日に満開を迎えました。

常照皇寺の三本の名木は、残念ながらそれぞれ開花時期が異なり、九重桜⇒左近の桜⇒御車返しの桜の順に開花を迎えるのです。

一方、黒田百年桜を見ると、2016年は4月15日に満開を迎えています。

やはり、4月中旬の開花が多いようですね。

2.1:2017年の予想

気象庁によると、2017年はエルニーニョ現象が現在も続いているものの、冬から春にかけて気候は平年並みに戻ると予測されています。

つまり、2017年の桜の開花は例年どおりの時期になると予想します。

常照皇寺の九重桜・左近の桜の見頃はやや過ぎてしまいますが、黒田百年桜さくらまつりの開催に合わせて訪れると、御車返しの桜は開花していますので、個人的にベストな時期だと思います。

3:京北の桜は他にも!

京北地域には、常照皇寺・黒田百年桜以外にも美しい桜名所がいくつかあります。

京北までアクセスに時間を要するので、せっかく訪れるなら、一緒に巡ってみてはいかがでしょうか?

魚ヶ渕吊り橋のシダレザクラ

京北合同庁舎より南西方向に車で約10分のところ、桂川に架かる吊り橋のすぐ側に咲くシダレザクラは大きく枝を広げ、迫力満点です。
京北の大自然と、吊り橋・シダレザクラのコントラストは大変美しく、「京北十景」にも選ばれています。
吊り橋は歩いて渡ることもできるので、橋の上からの景色も楽しんでみてはいかがでしょうか?

所在地:京都府京都市右京区京北周山町渕ノ上42

福徳寺のかすみ桜

京北合同庁舎から国道162号沿いに車で約10分北進したところにあるお寺です。
境内には、”かすみ桜”の愛称で知られ、樹齢約400年にもなるシダレザクラが見事に咲き誇ります。
かすみ桜は京都市の天然記念物にも指定されています。

所在地:京都府京都市右京区京北下中町寺ノ下15

栃本の桜並木

京北合同庁舎から国道477号を南丹方面に進んだところに、約100本の桜並木が見えてきます。
桂川と広大な山々の絶景が目の前に広がり、お花見をするには、これ以上ない名所です。
京北に桜鑑賞に訪れるなら、ぜひともお昼はここで食べるべきスポットですね。

所在地:京都府京都市右京区京北栃本町南143

4:アクセス

京北地域はアクセスが不便で、公共交通機関はバスしかなく、このバスも本数が少ないうえ、運賃が非常に高いです。

京都駅からJRバスで1,180円、京北ふるさとバスで420円と、片道だけで1,600円もかかり、また、JRバスは1時間に1本しか運行していません。

また、JRバスは山間のグネグネ道を進むため、車に酔いやすい方には苦しい道のりです。

複数の名所を巡ろうと思うと、バスではとても時間が足りないので、車でのアクセスは必須ですね。

あとがき

京都に在住の方でも、京北地域には馴染みがないという方が多いと思いますが、知られざる桜名所が数多く存在します。

田舎らしく、樹齢が古くて見応えのある桜を見られるのが特徴ですね。

私は昔3年間ほど、仕事で京北によく通っていましたが、上で紹介した桜名所はどれも圧倒的な迫力でした。

アクセスは悪いですが、その分、人が少ないので、のんびり眺められますし、ほぼ独占状態でお花見ができるかもしれません。

車で移動可能なら、ぜひ行ってみてほしいですね!

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