2017年京都のPM2.5・黄砂の予報!観光時の対策は?

毎年冬から春の季節になると心配になるのがPM2.5と黄砂

PM2.5

せっかくの観光も、健康に害があっては何にもなりません。

ここでは、京都のPM2.5・黄砂の危険性と2017年の傾向、対策法について、紹介します。

1:PM2.5はなぜ危険?

PM2.5とは、大気中に浮遊する直径2.5μm以下の微粒子状の物質のことで、髪の毛のわずか1/30程度の大きしかありません。

非常に小さい粒子のため、肺の奥まで簡単に入り込んでしまいます。

PM2.5は硝酸、硫酸、アンモニア、ケイ素など、人体に悪影響を及ぼす物質が含まれるため、肺に入り込むと、ぜんそくや気管支炎など、呼吸器疾患と循環器疾患などを引き起こす危険性があるのです。

1.1 注意が必要な濃度

環境省が作成した「注意喚起のための暫定的な指針値」によると、健康に影響が出る可能性が高まる濃度として、1立方メートルあたり1日平均70μgとしています。

注意喚起が発令された場合、京都市では以下のように注意するよう広報しています。

・屋外での活動を控える。
・屋外での長時間の激しい運動や外出をできるだけ減らす。
・屋内においても、換気や窓の開閉を最小限にする。
・呼吸器系や循環器系疾患のある人、お年寄り、子供等は体調に応じてより慎重に行動することが望まれる。

観光に来られた方も、注意喚起が発令された場合、できる限り外出を控えた方が良いでしょう。

2:黄砂はなぜ危険?

地質調査の結果から、黄砂は7万年も前の大昔から日本に飛来していたことが判明していますが、近年は飛来する際に大気中の細菌やPM2.5が付着するため、人体への影響が懸念されています。

付着した細菌の影響でアレルギー反応を起こし、目の充血、喉の腫れなどの症状が発現します。

また、黄砂は直径4μmと非常に小さく、PM2.5の付着した黄砂が肺の奥まで入り込み、疲労感、頭痛、免疫力低下、筋機能の低下を招くこともあります。

春は花粉症だけではなく、黄砂によるアレルギー対策も重要なのです。

3:飛来のピーク時期は?

PM2.5の発生源は中国の工業汚染・石炭燃焼等、黄砂の発生源はタクラマカン砂漠・ゴビ砂漠です。

PM2.5は排出ガスとして、黄砂は砂漠に吹く強風によって、それぞれ上空へ舞い上がり、上空に舞い上がった粒子は大陸から日本列島に向かって吹く偏西風に乗って日本にやって来ます。

この偏西風は春になると、中国から日本に向けて吹くようになるので、PM2.5も黄砂も飛来量は2月~5月に多く、4月にピークを迎えます。

加えて、夏のように湿気が多い季節は粒子が水分を含んで飛来しにくくなりますが、春は乾燥しているので、粒子が飛来するのに絶好の条件が整うのです。

つまり、春に晴れが続いたときは、乾燥して飛来量が増えるため、注意が必要と言えます。

4:2017年の傾向

中国では、主要都市の大気中のPM2.5濃度を10%減少する目標を設定していますが、今のところ効果は出ておらず、相変わらずモヤで前が見えない状態が続いています。

また、中国国内で進行する環境破壊により砂漠面積が広がっているため、黄砂は年々拡大しています。

従って、PM2.5・黄砂とも、今年も例年と同等程度の飛散量はあると考えておいた方が良いでしょう。

なお、2016年は暖冬の関係で12月に多量のPM2.5が飛散しましたが、気象庁が発表した「向こう3ヶ月の天候の見通し」によると、2017年は冬の気温・天候とも平年並みと予報されているため、例年どおり、2月〜5月にピークを迎えると思われます。

5:京都のPM2.5と黄砂

先述のとおり、偏西風に乗ってPM2.5・黄砂は飛来するため、日本の西側、つまり九州、中国、四国で最も濃度が高くなる傾向にあります。

よって、京都でPM2.5・黄砂の影響はやや少ないと言えますが、飛来量によっては注意喚起レベルまで濃度が上昇するかもしれません。

PM2.5については、関東でも2015年12月10日に茨城県で86μg、千葉県で93μg、栃木県で74μg、東京都目黒区で80μgを記録するなど、非常に高い濃度のPM2.5が観測されています。

黄砂についても、飛来量の多かった年は東京でも環境基準値の2倍濃度に達した例がありますし、北海道でも高濃度の黄砂が観測されたことがあります。

京都も例外ではなく、偏西風の吹き方によっては注意喚起発令、環境基準値を超過する可能性があるので、飛散量予測をこまめにチェックしておくべきでしょう。

6:予報をチェックする

★PM2.5

PM2.5を事前に予測しておくには、PM2.5まとめというサイトがおすすめです。

このサイトでは、明日の予報だけではなく、週間予報まで見られるので、観光に訪れる日の危険度をある程度予測することができます。

また、リアルタイムでPM2.5の濃度を知るには、環境省が管轄するそらまめ君というサイトがありますので、こちらも参考にしてみてください。

★黄砂

黄砂を事前に予測するには、気象庁の黄砂情報が最も信憑性が高いです。

3日後の分布予測まで見られるので、外出や洗濯をする際には、その日の黄砂の予測濃度をチェックするようにしましょう。

7:対策

対策

PM2.5・黄砂とも、健康被害を及ぼす危険な物質ですが、しっかり対策を立てることで体内への侵入を遮断することができます。

★マスクを着用する

どうしても外出を避けられない場合、必ずマスクを着用しましょう。

ただし、質の悪いマスクだと細かい粒子を遮断できず、また、顔との隙間から粒子が入り込むため、意味がありません。

N99、N95という規格のマスクだと、0.1〜0.3μmの微粒子を99、95%カットしてくれるため、効果は抜群です。

値段は少々高いですが、PM2.5濃度が高くなると予報されたときは、ご自身の健康を考えてこのようなマスクを着用するべきですね。

★衣類をはたく

外出から帰宅の際には、衣類をはたくだけで、付着したPM2.5を落とすことができます。

花粉症対策と同じですが、PM2.5も黄砂も非常に小さく軽い粒子なので、あまりバタバタとはたくと空気中に舞い、体内に侵入する恐れがあるので、はたくときは優しく、また、マスクの着用も忘れないようにしましょう。

★喉と鼻のうがい

マスクをしていても、特にPM2.5は粒子が非常に細かく、完全に遮断するのは困難です。

帰宅したら鼻と喉のうがいをし、付着したPM2.5を落としましょう。

できれば水に食塩を溶かしてして食塩水をつくり、片方の鼻から流し込んで口から吐き出すと効果的です。

★そもそも外出を控える

PM2.5・黄砂が多いと予報されている日や、窓から外を見て明らかに空が霞んでいるときは、外出を控える方が無難です。

どうしても外せない用事以外は、室内で窓を閉めてピークが去るのを待ちましょう。

あとがき

京都のPM2.5・黄砂と2017年の傾向、対策法について紹介しました。

中国から飛来するので、西日本が危険だと思われますが、過去には北海道・関東・中部で濃度が上昇したケースもあり、京都も安心とは言えません。

飛散量が多い日に観光に来られるなら、マスクなどの対策を怠らないよう気をつけましょう!

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